2月14・18日 本当に長らく有難うございました!博士前期・後期研究成果発表会!

2月14日に博士後期課程,2月19日に博士前期課程の研究成果発表の審査会がありました.




Thuyさんは「Study on landslide risk potential issues caused by the climate change in North Vietnam」という題名で,気候モデル,過去の気象の統計値や土地被覆にあわせて将来のシナリオを設定してベトナム北部の斜面崩壊リスクのポテンシャル量を明らかにする研究を進めました.
この3年間,本当によくがんばってくれて,何もない状態から多くの成果をあげました.
友人の紹介ではありましたが,縁もゆかりもない福島大学にきてくれて,毎日コツコツとしっかりとデータと解析を進めてくれました.きっと家族を残しての生活で不安で困難なことも多かったと思います.でも,くじけることなく,しっかりと着実に成果を残してくれてこの日を迎えることができました.
「日々,どんな状況でも持続的な努力で実現可能にかえていくこと」は何より私がThuyさんから学んだことでした.ここで研究してくれたこと,Thuyさんと一緒に研究を進めることができたことに感謝以外何にもないです.
本当に有難うございました. 

ヨウスケさんは「気候変動適応策としての地域型土砂災害警戒リスク評価方法の開発」という題名で,長野県の将来の土砂災害リスク情報を求めると同時に,適応策を誘導するための方法を研究しました.

スズケンさんは「化学的風化指数を用いた流域環境の分析に関する研究」という題名で,東北中心の貯水池のほか各水域でサンプリングした試料を化学分析し,その背景を読み取ることで地域の流域としての特徴を求める研究をしました.


何だろう...たぶんこの2人とは一番,外に出張していろいろと発表したり,現場に行ったりして,きっと過去で一番よく接してきた学生と思います.本当に感慨深いものもあり,きっと面倒も見てきた記憶も多いけれど,支えられてきた記憶も相当多いなと...仕事が完璧とは思えないけれど,本当に1つ1つ泥臭くいろいろなこともやってきて楽しく過ごせてきたなと...思っています.感無量と思えないけれど,淡々としながらも本当に格別の思いがあったな...と感じています.無事に終われてよかった...おめでとう!というのはまだ早いのですが....本当に長らく有難うございました.

そんなこんなで学内の発表が終わりました.
大学院生の皆も次回は東北支部ですね.
最後の最後びしっと決めて,よい報告をまちましょう!

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