7月19日 気候変動シンポジウム in 福島&Mizubering そして,もろもろ

この花はハマナデシコというものらしいです.
海岸の砂浜や岩場などの厳しい環境に適応して美しく咲く花で,そんなには珍しくはない花ですが,よく,研究発表のスライドに入れる とのこと学生さんから教わりました.
厳しくとも環境になじんでいつかはよい花になる...年齢の上下関係なく,まだまだ,いろいろなこと教えられながら知識を得ることができる...まあ,今日は違った分野の人々と外で作業しましたが新鮮だったなと思いました.

といいつつ,前回の更新以降も,いろいろと催し事,講演等が集中した毎日でした.
1.平成29年7月秋田豪雨報告会
2.附属中学校での模擬授業
3.気候変動シンポジウムin福島
4.Mizubering 水辺で乾杯2018 in 隈畔

平成29年7月秋田豪雨報告会では,昨年度に実施した秋田豪雨の調査解析の報告をしました.私は降雨の解析と備えのトピックの話題を提供しました.行政関係者から地域住民の方々が報告会には参加しました.西日本豪雨災害もあり地域住民の方々の関心も高く,避難情報,避難場所,いま使われている情報の種別等の意見交換が活発的に行われた防災を考える上で有意義な報告会でした.

附属中学校では,環境と水の関係から,特に,水資源に関する模擬授業を行いました.本当に中学生の皆さん...きらきらした眼差しでまぶしすぎる場でした.ものすごい新鮮!そして,活発にいろいろな質問をしてくれました.こんなに学生さんが活発に質問してくれる授業はなかったとの話しを聞いて.....今年も話できてよかった...と思いました.

気候変動シンポジウムでは,国,県,市町村の行政関係者を中心に参加者を募りつつ,SI-CATで進めた気候変動影響評価と適応策へ向けての話を,国立環境研究所,東北大学,福島大学の先生方とともに講演しました.ご協力頂いた東北地方整備局福島河川国道の皆様,研究機関,大学の先生方大変有難うございました.一応,伝えることのできる影響評価の情報は伝達したので,今後も今回ほど大規模でなくとも具体的な適応の話ができればと幸いです.引き続きの議論をお願いできればと思います.何卒,よろしくお願いいたします.

最後にMizubering 水辺で乾杯 in 隈畔は.....実は西日本豪雨災害や当日の福島県内の降水情報もふまえての延期となったイベントでした.講義も重ねての開催だったということもあり,7日,13日の連投での公開「親水」講義を行いました.集まってくれた住民の方,学生さん,そして協力頂いた福島河川国道の皆様有難うございました!つつがない講義で申し訳ないです.来年はグッドコンディションでイベント開催できればと願っております.

ということで,終始お仕事の関係の報告となりました.
いろいろと各々で思うことありますが....結局は,社会的課題でも,科学でも,よい研究成果を出して災害や水資源危機,水環境の問題を少しでも改善できるよう努めていくこと.そして,結局のアウトプットは社会で生活する住民方々にも通じる成果になることと思うのでわかりやすく成果を浸透させていけるようにすること....だなと思います.
微力ではありますが,できる限りのことは,厳しい環境であれ,しっかりと取り組もうと思います.
引き続きよろしくお願いします.

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