9月12-13日 豪雨調査

大雨より関東東北では大きな被害が生じました.

福島でも随所で被害に見舞われ,南会津では茨城,宮城と同様に桧沢川で堤防決壊もありました.決壊による氾濫は住宅まで及ばずに水田でとどまり,人的被害がなかったのですが,それでもいたるところで越流に伴う浸水があったり,道路損壊もあり孤立することもあったりで大きな被害が認められていました.

避難指示,勧告などの避難の情報を直接取得して安全を確保すること強化されていますが,非常事態時の連絡系統であり脆弱な部分も多くあります.ハード面の整備も進み災害のポテンシャルを押し込めること勧められきていますが整備には予算や時間もかかり不十分な場所も当然存在しています.大きなインパクトを与える極端な気象イベントも見積もられているので.ソフトやハードという枠の「安全」という防護壁に委ねるだけでなく,防護壁を知り,住民各自が率先して防護壁をつくるための行動をして,被害を回避させることも十分に考えなければならないときになっていると思います.また,研究の中でこうしたことをサポートできるように努めたいと思います.

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